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格差社会:医師不足と医師の偏在

2010/02/05 01:10

 

 昨日は「格差社会:へき地だからといって医師不足とは限らない 」とは書きましたが、千葉県を取り上げましょうか?

 

 千葉県は東側の太平洋側と東京に近い側では医師も人口も西側の東京側に偏在しています。このため海側である東金市では医師不足で病院が経営危機に陥ったり、銚子市では市立病院が閉鎖になったりしています。

 

 しかし、一番千葉県でも南側に位置するある市は異なるようです。ちょうどいいサイト(生活ガイド.com)がありましたから、その結果を引用しつつ考えてみたいと思います。

 

 

 人口が多い東金市と半分しかない鴨川市ですが、医師数のところは要注目ですね。

 もちろん、内科医も外科医も段違いに多いのが鴨川市。これはあの亀田総合病院があるからです。

 

 地理的にみてみると左が鴨川市。右が東金市

 

 東金市は場所から言うとまだ千葉市に近い側です。結局は、一生懸命かどうかですよね。鴨川市はもう僻地もいいところ。しかし研修病院には大人気です。一方の東金市はこの辺では医師の不足がひどくなっています【千葉】東金九十九里地域医療センター病院開設を許可という記事もありましたが、やはり大変そうです。

 

 そして、東金市の平均年齢と鴨川市の平均年齢が異なるなどあまり大きく差は出ていないようですが。

 JCIの審査を受けて資格をとられたり、先進的に医療を展開されている鴨川の亀田総合病院がすばらしいと思います。

 

 今後、医師が増員できるのは限られた地域だけです。都市部に医師が増えるのは簡単です。逆に地域の医療をささえる公立病院の役目などを考えたいと思います。

 

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【千葉】地域医療の再生へ ネットワーク構築
産経MSN 2010.2.4
地域医療の崩壊が各地で叫ばれる中、千葉県内では再生へ向けた取り組みが少しずつ動き出している。「連携とネットワーク化」を柱に、行政や医療機関が積極的に支援、改善策に乗り出すほか、国から交付される「地域医療再生臨時特例交付金」(50億円)の対象に県が選ばれるなど、環境整備も進んできた。(田中佐和)

深刻
千葉県は人口10万人に対する医師数が全国45位(平成20年12月末現在)、看護師数も最低水準にある。特に香取・海匝(かいそう)地域では20年9月末に銚子市立総合病院が休止され、近隣の旭中央病院に患者が集中し、診療機能がパンクしかける事態を招いた。それ以外の6つの自治体病院も病床利用率が低下し、経営悪化に直面している。
山武・長生・夷隅地域でも救急搬送の約8割が30分以上を要したり、救命救急センター機能を持った病院がなく、3次救急に対応できないなど深刻な問題を抱えている。
「助かる命が、助けられない」という悲惨な状況を前に、県は昨年10月、「地域医療再生プログラム」を策定。支援事業や医師確保対策などを計画したが、中でも重要とされたのが「医療機関相互の連携・ネットワーク化」だ。

連携
県医師会は昨年4月から、全国で初めて医療機関同士が情報を共有し、患者が別の医療機関でも連続した診療を受けられる「連携パス」の展開を始めた。患者が診療計画付きの“カルテ”を持ち運ぶような仕組みだ。
患者の情報を記したカルテは通常、診療した医療機関ごとに管理され、別の医療機関が情報共有する機会は少ない。そこで、県医師会は「様式を統一して共用すれば、県域を越えてもスムーズな医療連携を進められる」と提案。一部地域のみで利用されていた連携パスを共通様式にし、代表的4疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞(こうそく)、糖尿病)について、県下の全医療機関に配布した。
専門医のいる病院で治療を受けた患者が退院後、近くのかかりつけ医に診てもらう際、医療現場からは「情報量が足りない」「専門医に再度受診したときの経過報告がない」などの不満の声が上がっていた。
連携パスは、患者の情報を異なった医療機関で共有でき、診療の効率化と正確性の向上が期待できる。患者自身も自分の健康状態や病状を把握しやすいなどメリットも多い。

検証
一方で、連携パスの記入項目は(1)患者の基本情報(2)定期検査内容(3)再受診時の基準−のほか、検査結果や経過など多項目にわたるため、医療機関側にとって「過重な負担につながる」といった意見もある。
受診時に、疾患などが記載された「個人情報」を持ち運ぶという患者側の負担もある。
県医師会の石川広己理事は「これから医師の理解も必要だ。まだまだ少数だが、検証を重ねて広まれば必ず効果は出る。将来は紙ではなくIT化も考えている」と話している。

 

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【千葉】東金九十九里地域医療センター病院開設を許可
産経MSN 2010.2.1

千葉県東金市と九十九里町は1日、「東金九十九里地域医療センター」の病院開設について、県知事から許可書が交付されたと発表した。
同市によると、同医療センターは平成26年4月開業を目指し、314床を確保する予定。救命救急センターの併設も計画されている。

 

 

 

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