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追悼:立松和平氏

2010/02/10 08:57

 


本日の通常のブログ記事は・・・「アメリカと日本:科学大国にあるまじき貧しい研究費」よろしくです。

  
突然の訃報に接しました。以前下書きだけで掲載
しなかった氏のお話をこちらに掲載します。
お会いしたのは去年の7月7日。長野県小布施町で開かれる「小布施ッション」でした。

 小布施町は、修景などを通して、本当に小さい町ですが、年間の観光客が100万人近くが訪れる、観光地。

 町おこしのメッカです。さて、そこで毎月ゾロ目の日に開催される「小布施ッション」ですが、そこでのお話は聞いている聴衆をひきつけるものがありました。

 

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小布施ッション 第96回

立松和平氏

先月末まで知床の方に出かけていたんだという立松氏、ゆっくりとお話をされるが非常に分かりやすいお話をされます。

知床の地元の方から「神社を勧進したい」といわれたところ、知り合いのお寺の住職に聞いたら「寺にしたら?」といわれて、毘沙門天をお祀りすることになったという。
元々法隆寺で毎年修行のためにお篭りしている立松氏、法隆寺のお坊さんたちにこの話をしたところ、日本の鬼門にあたる艮(東北)の方角、知床の地に毘沙門 天(多聞天)を祀ることは素晴らしいことだということで、清水寺、法隆寺などの有力な住職らからも協力を得ることができ、毎年のように訪れてもらっている (もちろん招待などではなく自らお坊さんが来てくださるそうな)。
15年以上前から徐々にやってきたことだが毎年6月最後の週末にはお祭りになっている。そして観音様も勧進している。
といった具合で何故か知床(医療にとっても聖地ですなぁ・・・)~話題が一転して今度は物語についてお話をしてくれることに。

皆さんは一寸法師の話を知っていますか?(えぇ知っていますが・・・)。あの一寸法師の話は農村社会と都市との対比で面白いのですよと。?。

まぁ、一寸法師は3cmしかない、つまり生産活動には携われない非常にか弱い病弱な地域コミュニティに必要とされないため、お椀にお箸を櫂にして都へ行く わけです。彼はつまり地域から都へ道路の変わりに川を下って上京した分けです。そしてお姫様に「かわいい」ということで庇護されます。
農村部と は全く異なる価値観で見出されたことを意味します。そしてお姫様が清水寺かお寺へ行くときに鬼に教われます、それを田舎から出てきた一寸法師が救います。 都市部で権勢を振るっていた旧勢力である鬼が、打出の小槌を置いて逃げてったのを使って一寸法師はお姫様の婿になりました。
このお話は生まれ育った農村ではまったく弱者であった若者が都にて出世するという出世話でもありますし、旧勢力を打ち破るのは外部のまれ人によるものでもあります。

という話をしてくれました。物語をすごく楽しく語っていただきました。

あとの懇親会にて地方を活性化させるには「まれ人」が必要ですが、住民の輪の中に入れるかで、外部の人が活躍できるか、あるいは警戒して中へ入れないかというのもまた地方で異なる。

というお話をしてもらったのはわずか去年の夏でした。懇親会の場で、しばし歓談のあと、これから執筆があるからと夜9時半ころにタクシーで消えていかれた 手には当方からお渡しした「医療系ブログの歩き方ガイド」がしっかり持っていかれたのですが。もう二度とお会いできないのですね。

↓小布施ッションの様子

http://www.obusession.com/view/view.htm#96

 

 実は彼の著作を一作も読んでいないのに・・・三河&遠州名物の「手筒花火」があがるからということで、出かけたのですが、このような形で突然の出来事で、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌

 

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