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開業医さんの壊れた再診料ビジネス

2012/01/19 19:57

 

 やはりきましたか・・・ 「再診料値上げキャンペーン☆保団連の甘えは許されていいのか?」へのコメントが現場の先生からつきました。

 

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「甘えと言うなら、開業医をやってみるがいい。
現場を見て、患者を向き合って、そして意見を言っていただきたい。できますか?
written by 本田孝也 / 2012.01.19 01:34」
 
「再診?690円。簡単に言いますが、どれだけ神経を使っているか。風邪で再診。一歩間違えると急性ウイルス性心筋炎、劇症1型糖尿病
 腹痛で再診。一歩間違えると子宮外妊娠の破裂。腸管穿孔による腹膜炎。
 中原先生問題とは7年前から取り組んでいます。支援の会には最も早い時期からはいりました。
 バナーが掲載されていますが、中原先生の苦悩が分かりますか?
 僕は分かります。
 
written by 本田孝也 / 2012.01.19 01:47」
 
 

 というコメントですが、訴訟を理由にするのはわからないでもないのですが、そのリスクに備えるにはお安くないですか?

 

 また、デフレの中で、再診料が技術料の位置づけとしたら自分は69点が74点に戻っても、たとえ診療所が毎月500人(つまり毎日20人が再来)が再診を受けていていても、50円×500=25000円しか増収にならないのです。

 

 まさか、この程度の金額が増えると医療崩壊が止まり、またもっとゆとりをもって患者さんの診療がされて、劇的に医療安全が改善される・・・なんてことはゆめゆめ見ていませんよね。

 経営者の先生にお尋ねしたいのですが、それを財源に何か医療サービスを良く出来ます?

 

 国が診療所へ期待しているのは病院の長期療養から「在宅」や「介護」へスイッチするのに活躍してくれる

お医者さん。

 

 したがって、夜間の一次救急をサポートしてくれるように電話を夜間受けるなどすれば点数は69点ではなく、71点になります。また夜間・早朝等加算 50点をとれば、たった5点よりはもっとあがるのご存知ですよね。

 

 ほかに、在宅療養支援診療所になって在宅時医学総合管理料1(在宅療養支援診療所が算定)をとれば、もっと経営的に楽になるわけで、そういうのを工夫されていたり・・・でしょうか?

 

  在宅療養支援診療所の主治医が、対象患者に院外処方せんを交付する場合は4,200点を、それ以外の場合は4,500点を算定します。この場合の対象患者とは、往診及び訪問診療により24時間対応できる体制を確保し、在宅療養支援診療所の連絡担当者名、連絡先電話番号等、担当日、緊急時の注意事項並びに往診担当医名、訪問看護の担当者名等を文書で提供している患者です。在宅療養支援診療所であっても、対象患者以外の患者に対して、月2回以上継続して訪問した場合は在宅時医学総合管理料2を算定することになります。

 

 

 

 昔のような「開業医=お医者さん」という位置づけがあったのですが、ビルの診療所で午後5時を過ぎれば、誰も居ないというクリニックは追い出されつつあります。

 町のお医者さんが国民へ果たす「役割」が変わりつつあるのに、今までどおり回数商売で行くということは、価格は下がります。

 

 自分は狙うのなら1.5倍、10倍のコースです。それだけ付加価値の高い医療をするところにはしっかり見取りをすれば在宅ターミナル加算もきます(一発10万円)。

 

 時代の流れや国の政策に抗うっていくにしても、国民の目線が必要です。

 

 「水道トラブル5000円、トイレのトラブル8000円、お前のトラブル2400円だぞ。 便器以下かお前ら。」

 

 という言い方は紹介しましたし、日本の医療費が安すぎるのをアピールするのなら、再診料をテーマにするんぢゃなくて、アメリカのCT撮影料とか外来受信料を領収書に書いて、以下に安くてぎりぎりでやっていて医療安全の上でも危険であることを伝えないと変わりません。
 

 やはり国民の「お医者さん」に対する期待を考えれば、サービス改善とか救急医療崩壊を救うとかそういう求めていることをすれば再診料なんて問題ないと思いますし、再診料だけが収益源で質の高い医療を行っているとしたらそれは「安売り」のしすぎです。今の74点キャンペーンを甘えといったのは、見通しの甘さも含めて、もっと引き上げるべきは現場で苦労しているところの見直し。

 外来のみ数でこなしていて、あとは手がけない先生が経営が大変なのはお気の毒ですが、無駄な救急受診のゲートキーパーとしてあるいは治療について手厚い説明、緩和ケアなどいろいろとまだアンメットなニーズにぜひとって、本質的に「質の高い」医療を提供することで開業医は残れると思います。

 

 郵便局2.4万軒、コンビニが全国で4万軒、歯科診療所6.8万施設。診療所10万施設。

 

 その中で、コモディティ化していないのは開業医のみ?そういうわけには行かないでしょう。

 今年年初に紹介した「冬の読書−1:僕は君たちに武器を配りたい」で一番暴落しやすいのが、とレーダーとエキスパートです。我々は従来の規制の中で守られていましたが、これからは変わっていきます。

 

『「僕は君たちに武器を配りたい」で提案されている資本主義社会における6つのタイプ。

トレーダー(←マスコミはここ)
エキスパート(←医師などの専門職はここ)
マーケター
イノベーター
リーダー
インベスター

 技術や情報などあらゆる局面においてコモディティ化が進む現代資本主義社会では、トレーダーとエキスパートでは生き残れないと著者は言う。各タイプの詳細やなぜトレーダーとエキスパートでは生き残れないのかは、本書を読めばわかる。 』

 

 これを呼んで、生き残れるエキスパート、プロフェッショナルを目指してください。別に、医師同士足を引っ張り合いなんてしたくないですが、開業医の先生が「大変」なのはわかります。

 一人でがんばってこられたのですが、これからは地域の中で、ほかの先生やケアマネージャーさん、薬剤師さんとも共同でやらなければ生き残れない時代に入っています。国に「再診料引き上げ」を強く訴えるならば、やはり困窮さを示し、国民の同情を引くような戦略が必要でしょうね。

 

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コメント(2)

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2012/01/21 09:22

Commented by slowstyle さん

初めて投稿いたします。よろしくお願いいたします。
今回はいろいろと突っ込み所が満載の記事ですね。
開業医を一まとめに「再診料ビジネス」と切って捨てるようでは現状誤認も甚だしいと思いますよ。目も当てられないような粒栗ぐらいじゃないですか??
先生は忌憚なく話をできる開業医のお知り合いがいらっしゃらないのでしょうか。。
ちなみに私見ですが「僕は君たちに武器を配りたい」の6種分類においては、開業医はエキスパートというよりも「マーケター」に入りますw 
これからも頑張ってください。

 
 

2012/01/24 00:40

Commented by skyteam さん

slowstyle さん>
 コメントありがとうございます。再診料が柱でない先生だったらそれはいいことです。初診患者さんが大勢毎日くる、あるいは地域で活躍でしょう。
 そういう先生は問題ないと思います。あいにくと、開業医の先生のご苦労は全部は知りませんが、開業して苦労している同級生や先輩も知らない訳でもないです。
 地域に根ざして市場をマーケティングしている先生が増えていることは頼もしい限りです。とても参考になりました。ありがとうございました。

 
 
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