薬害って、いろいろな側面があると思います(社会的な側面も含めてね)。もちろん、エイズのように感染した人から、薬による恩恵を受けるどころか逆に被害を受けているのですが、必ずわかって欲しいのは、「医師が悪いことをしよう」となんて考えるのではなく、適切な使用を国や製薬企業が十分に働きかけていなかったりするのです。
「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、何のためになるのでしょうねぇ。医療被害者にあわれた家族にとっては、薬害ってゼロにしたいという目線では医師も国も企業も、そして患者さんも同じはずだけど。
「患者を助けるのが医師の仕事なのに許されない。薬害について、今後も学んでいきたい」
だなんてコメントを生徒に言わせて、医療者「だけ」を悪者にしたてても問題が解決するんでしょうかね。
医薬品が国によって承認された時代背景やその時代ではわからなかったことをあとになって安全に使うやり方が不十分だったのをぜんぶ「金儲け」とか「悪意」の塊としてしまうのはいかがかなぁ。
もちろん、医師としてはお気の毒だとは思いますが、そのトラウマを次世代に伝えてどうするんだろう?です。薬をきちんとした使用の仕方を守らなかったりする場合があるので、医療事故を減らしたいのは誰もの願いなので、そういう意味でもう少し「考え」て欲しいものです。
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薬害モデル授業:「薬害って何だろう」 医療情報開示運動、勝村さん講師に--立命館宇治中 /京都
毎日新聞 2012/2/22
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120222ddlk26100380000c.html
陣痛促進剤による薬害で長女を亡くした体験から、医療情報の開示を求める運動に取り組む勝村久司さん(50)=木津川市相楽台=を講師に招いた社会科の授業が、立命館宇治中学校(宇治市広野町)であった。厚労省は今年度、全国の中学3年向けにパンフレット「薬害って何だろう」を配付。活用が進まない現状を問題視した本庄豊・同中教諭(57)らがモデル授業として企画した。
勝村さんは患者団体代表として初めて厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会委員を務める。3月の同協議会には本庄教諭が出席し、パンフレットを活用した薬害の授業例として報告する。
モデル授業では、サリドマイド被害や、薬害エイズ事件など国内の薬害の歴史を説明したパンフレットのほか、勝村さんが自らの体験をつづった著書「ぼくの『星の王子さま』へ」(幻冬舎文庫)などを教材に使用した。
この日の授業では、勝村さんが病院側の利益優先主義のため、多くのお産で患者に説明がないまま陣痛促進剤が使用され、胎児の死亡や重度の脳性まひ、母親の死亡などの被害が引き起こされてきた経緯を説明。「薬害は単に薬の副作用ではなく、防げたはずの故意、無作為の人災。再発防止のため十分な教育が必要」と訴えた。
授業を受けた堀口絵理華さん(15)は「患者を助けるのが医師の仕事なのに許されない。薬害について、今後も学んでいきたい」と話していた。
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