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[マスコミに問う]医師不足の原因を作ったのは誰だ?

2007/11/08 06:30

 


地方の医師不足解消へ新システム 大学病院の機能強化し支援

産経新聞11/07 13:22


 地方の医師不足が深刻化するなか、文部科学省は来年度から、大学病院の医師を地方の医療機関に派遣する新しいシステムを構築することで医師不足の解消を目指す。地方の医療機関に派遣されている間もきちんと大学病院で人事情報を管理するとともに継続的に研修を受けさせるもので、医師のレベルアップにもつながりそうだ。(社会部 櫛田寿宏)

 医師が免許取得後2年間、医療現場で経験を積む新しい臨床研修制度が平成16年にスタートしてから地方の医師不足が深刻化したと指摘されている。かつては大学病院が医療機関に医師を派遣することで地方の医療体制が維持されていたが、新制度は研修の重点を民間病院に置いたため、大学病院は必要な医師が確保できず、地方に派遣する医師がいなくなってしまったためだ。

 大学病院は専門医を育てるためのプログラムを用意していないことも多く、臨床能力を備えた医師を育てる努力を怠っているとの批判もある。労働環境や待遇面でも都市部の民間病院に劣ることなどから若手医師の大学病院離れが進んでいる。もはや、大学病院の看板だけでは人は集まらないのが現状だ。

                   ◇

 文科省が推進しようとしている事業は、キャリア育成機能を高めることで大学病院の魅力を高めて人材を集め、連携する医療機関への医師派遣機能を再構築することを目標としている。

 大学病院を「キャリア形成支援センター」と位置づけ、専任のコーディネーターを置く。大学病院は連携する医療機関に対して期間を区切って医師を派遣する。コーディネーターが人事情報を管理するので定められた期間が経過すれば確実に大学病院に戻れる。さらに、経験豊富な医師から助言を受けられるようにすることで、派遣される医師の不安を解消する。

 医療機関に派遣されている間も大学が研修を支援するため、新しい知識が得にくいような離島や山間部にいても最新の研究成果を学ぶことができ、自己研鑽(けんさん)を続けたい医師の向上心に応えられるという。

 大学教授らが巡回指導する際の交通費や滞在費も手当てする方針だ。研修にはインターネットを活用した学習システムも想定している。出産や子育てで現場を離れることが多い女性医師の現場復帰を支援するために制度を活用することも検討されている。

 国公立、私立を問わず複数の大学がグループをつくって事業化。全国で20グループを見込んでいる。コンペを行って知恵を競わせることも検討中だ。

                   ◇

 来年度の予算は100億円を見込む。文科省医学教育課は「これまで地域医療は都道府県が担当してきたが、大学がその役割を担っていくようにする。医師が10年後、20年後を見据えて安心して仕事に打ち込めるよう支援していく。大学病院から医師を派遣することは、大学が医師の能力を保証することになるので、患者にとっても安心感が増すはずだ」としている。

 国の医師不足対策としては、厚生労働省文科省などは昨年、「新医師確保総合対策」をまとめた。青森、岩手、長野など10県について大学医学部の入学定員を平成20年度から10年間に限り、最大で10人増員することなどを決定している。

----------------------
 というか、そもそも「大学病院」の医師の派遣制度をぶっ壊しておいて再構築・・・ってのがおかしい。医師不足を加速させたのは、いろんな分析がありますが、根本的に医師が足りているという行政サイドの「判断ミス」に、新研修制度の導入のタイミングを見誤ったせいです。

 きちんとした医師研修制度が必要という意見には賛成しておりますが、従来、大学の医局が行ってきた、医師のキャリア形成のための、派遣制度や専門医を育てるためにこれまで行ってきた「医師の派遣&教育システム」を一気に崩壊させ、地域医療を崩壊させてきたのは政府の仕業です。

 記事の中で、特に赤字と青字でマークしたところを読むと、「逆でないの?」って思う。今さら言っても遅いかもしれませんが、大学医局から医師が消えたのは、「研修医に選ぶ自由」だけ与えて「医局制度の人事&教育を旧弊つとして破壊」したせいじゃないのかな?

 え?医局、大嫌い?いいですよ。でも、地域の医療を担う医師を地域に分配するには各都道府県の単位で登録制度があってしかるべきですがね。そういう制度もなく、「自由に選んでいいよ~」っていえば、大都市にある病院に研修医が集中&流入するのは仕方ないでしょう。

 僕は、そういう意味で原因を作った行政を追及しないで、大学の怠慢のせい!にするような書き方とこの新聞社の論調には賛成しません。

 また、この記事には関西テレビの捏造番組を全国に垂れ流し続けたフジ&サンケイグループの体質がみられますし、また一方的に大学が悪いような恣意的な書き方は、「不勉強ぶり」&「政府を追認する姿勢」がとてもよく出ていると思いますね。ぽち

  なかのひと 


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コメント(10)

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2007/11/08 06:52

Commented by 医師 さん

この支援策そのものは的を半分は射ているな。
若手医師の考えとして、能力もない国が医師のキャリアに勝手に介入してくる中にキャリアをどうすればいいのか分からない、泥船に押し込まれようとしている、っていう不満があるからね。ただ、国の支援策なんて、どれほど効果が期待できるのか。

 
 

2007/11/08 17:39

Commented by ニッポニア・ニッポン さん

はじめまして。あくまでも文部科学省の省益(制度予算化確保)のための世論誘導記事でしょ。シナリオを書いてるのは、けっして政権与党のいわばボンクラ集団の議員たちではなく、あくまでも小賢しい(ピカイチの秀才集団)役人たちですよね。将来の天下り先の利益誘導もありますしね。ま、情けは人のためならず、といったところでしょうか。(言葉が過ぎるようでしたら、どうぞ削除くださいませ。)

 
 

2007/11/08 18:22

Commented by rym64281 さん

福祉国家スウェーデンの医療・・・日本の国民は恵まれすぎているのに、医者への不満ばかり。スウェーデンの現実をよく認識していただきたいです。

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=6&a=16&l=jap

その1
ライター: Amio
訳: karamel

福祉国家として名高いスウェーデン。税金は高いけれども、交通費はかなり安くすむし、子供の学費、給食費はタダ、16歳以下の子供を持つ母親には、毎月育児補助金が支払われるし、20歳以下なら医療費もタダ。働く夫婦には新生児の育児休暇が15ヶ月(二人合わせて。だからもちろん父親も休める。)も認められていて、移民にも無料で語学教育を受けさせていて、高齢者の福祉も進んでいて…となれば、理想郷のような国に聞こえるでしょう。確かに、素晴らしい面は沢山ある。

しかし、しかしである。そうは簡単にいかないのが現実。スウェーデンでは最近、とにかく社会保障のためのお金が足りないと、政府が頭を抱えている。国民はこんなに高い税金を払っているというのに。でも、問題は本当にお金のことかな、と私は思う。どうも、システムやスタッフの働きぶりに問題があるように感じる。今回は、現在のスウェーデン医療サービスが抱える、ちょっと納得いかない影の部分についてお話したいと思う。

 
 

2007/11/08 18:24

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=6&a=16&l=jap

続き
先日、数週間もじんましんが治まらないので、医者に診てもらおうと、早速うちの隣にある病院に電話した。夜だったのだが、担当がいないので明日まで予約が入れられないという。次の日の午後また電話。じんましんがスウェーデンでは珍しいのか、電話に出たおばさんは全く分からない様子。病院へ来る前に、薬局に行って相談しろと言われた。そこで薬局に行ってみたところ、そこのおばさんも「不思議ね、そんな症状、聞いたことないわ。病院で診てもらいなさい。」と言う。隣の病院にまた問い合わせると、今度は地域の家庭医に診てもらえと言われた。段々イライラしながら、次の日の午後、家庭医の番号を調べて電話すると、朝の8時半から10時半までしか予約を受け付けていないという。で、また次の朝予約を頼むと、電話口のおばさんは、開いている時間は2週間後しかないとのたまった。たった今、なんとかしたいのに2週間も我慢できない私は、仕方ないのでCityakuten(救急外来病院)に行った。ここまでかかった時間は4日間。この「たらい回し」は、話すと長くなるので今回は紹介できないが、スウェーデンでは医療に限らず様々な場所で日常茶飯事である。

 
 

2007/11/08 18:25

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=6&a=16&l=jap

続き・・・
話を戻そう。救急病院の待合室で番号札を待って待つ。順番が来て、受付/会計で260クローナ(約3500円)を払って、またしばらく待ち、やっと医者に会うことができた。さすが医者の彼は、症状を聞くなり、じんましんだと分かってくれ、アレルギー検査のために血液を採ると言ってくれたが、ここまでたどり着くのに4日かかって、実際会えたのは1分もなかった。別室で看護士に血を採られて、かゆみ止めの処方箋をもらい、帰り道に薬局に寄って帰った。血液検査の結果は2週間後とのこと。2週間後、今回は2回目なので待ち時間は少なかったが、受付/会計でまた260クローナを払ったあと、今度は別の医者に通され、「血液検査の結果アレルギーなし。原因はわからないけど、ストレスでしょう。」と言われ、抗ヒスタミン剤と肌の保湿クリームの処方箋をもらって終わりだった。特にこれといった治療をしてもらうでもなかった。医者に会う度に必ず260クローナかかる。そして薬代もかかる。結構痛い出費である。

まず、ここでちょっと納得できないのが、医者に会う前に会計されること。しかも、たとえ数十秒しか医者と話ができなくても、何も治療してもらえなくても、同じ費用がかかる。ある新聞のコラムニストの体験談によると、誰かに殴られて瞼を切ってしまった時病院に行ったのだが、まず最初に受付/会計に行かなければならず、そこで血を流しながらしばらく待たされて、縫合処置料の1400クローナ(約2万円)を払ってからやっと治療を受けられたそうだ。6針もの大けがだったというのに!この前払いシステムは、確かにいい気分ではない。患者は緊急なのだから、せめて先に治療を受けさせてもらえないのだろうか。

 
 

2007/11/08 18:26

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=6&a=16&l=jap

続き・・・
また、医者や看護婦の足りないスウェーデンの病院では、「待ち時間」が大問題になっている。外来というのは大抵、「今、できるだけ早く治療の必要な」患者が来る場所なのに、ものすごく待たされるのだ。例えば私の友人が風邪をひいて病院へ行ったところ、8時間も待たされて、その日は会社に行けなかったらしい。先日読んだ新聞にも、腕を骨折した女の子が救急病医に行ったものの、ずーっと順番を待たされて、治療を受けるまでに16時間も待ったという話が載っていた。ずっと前には、待合室で待たされ過ぎたお年寄りが、そのまま待ち時間中に亡くなったという話を聞いたこともある。

医者不足が原因の、別の不幸な例では、去年、産気づいた母親が病院に行ったところ、かなりの早産であるために特別な処置が必要だったのだが、スウェーデン全国どこにも処置が出来る病院に空きがなかった。結局フィンランドの病院ヘリコプターで搬送されたが、処置が間に合わずに双子の赤ん坊が二人とも亡くなったというニュースを見た。

 
 

2007/11/08 18:27

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=6&a=16&l=jap
続き・・・

医者や看護士の数に合わせて患者が減るわけもないのに、大変な事態だ。移民の中には、本国では医者や看護士だという人が沢山いるが、医者として働くためにスウェーデンで教育を受け直さないといけないために、かなりの時間がかかる。結局生計をたてるために清掃員だったり、レストランで働いていたりするもったいない人材が沢山いるのだ。以前、諸外国から医者をスウェーデンに呼び寄せるという計画があったそうだが、都市部では深刻な住宅難もあって住む場所を提供できず、結局また帰ってもらう事態になったというジョークにもならない話も聞いた。

さて、次回は「なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス その2」として、税金の話と、医療サービスの問題についての私の意見もお話したいと思います。お楽しみに。

 
 

2007/11/08 18:28

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス その2
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=7&a=17&l=jap

さて、前回お話したように、福祉国家(?)スウェーデンの医療は、かなり暗い状況にある。


税金の話をすると、これだけで長くなってしまうのだが、例えば今、ストックホルム・レーン(Stockholms län - レーンというのは、日本で言う都道府県に相当するような、地方自治体のこと)の住民の所得のおよそ31%は税金として消える。それだけならまだしも、スウェーデンの消費税は、洋服など一般の商品やレストランで25パーセント、日用品や食品が12%、書籍や新聞が6パーセント、酒やタバコなどの嗜好品は、ものによっては200パーセントにもなるほど、高額である。


今でさえ大変だというのに、ストックホルム・レーンでは、今年から100クローナの所得につき、地方税が0.65%に上がり、SL(自治体で運営されている交通機関)の定期券の値段も一律500クローナから100クローナ値上げされる。それに加え、無駄を省き、税金節約のためと称して、1500以上の医療サービス(または機関)がカットされることになった。いくつか例を挙げると、ひとつのレーンにつきひとつしか大学病院を持てないことになったし、ストックホルムで一番大きい大学病院の救急病棟は、救急車で運ばれてくる患者以外は受け付けないことになったし、家庭医では、今後2年間で3億5000万クローナ(約50億円)も予算カットされるなど、市民にとってもかなり厳しい状況になりそうだ。これで本当に医療が改善されるのであれば文句も出ないであろうが、自治体の税金の使い道やシステムの問題点に疑問を持つ人たちからは、不安の声が上がっているようだ。言うまでもなく、私もその中の一人である。

うまく使いさえすれば、お金が足りないことはないと思う。

 
 

2007/11/08 18:29

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス その2
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=7&a=17&l=jap

続き・・・
その理由はというと、例えばスウェーデンでは、早期年金受給者が多いらしい。腰を痛めた、精神的ストレスが重くて働けない…などの理由で、医者の証明があれば仕事をやめても、生活費が支払われるのだが、まわりを見てみると、どうみても元気そうな人がこの制度を利用していたりする。もちろん、本当に病気の人も大勢いるのであまり批判はしたくないのだが、認可するシステムが甘すぎるのではないか。病院へ行って「あー、もう働けません」と言い、病名を医者にちょこちょこっと証明書を書いてもらえばOKだからだ。そして、この早期年金受給者の多さが、スウェーデンの財政を苦しめている原因の一つらしい。ならば、認可するための条件をもう少し厳しくするとかするべきだと思う。


また、先日薬局で聞いて知ったことなのだが、スウェーデンでは医者に処方箋を書いてもらってから購入する薬の額が年間900クローナを超えると、割引を受けられるらしい。900クローナというと、約12000円である。ある程度収入がある人間なら、そんなに痛い額ではない。その割引のために使われる税金を考えると、もう少し限度額を上げるとか、収入によって割引率が変わるとかいうルールを設けてもいいのではないかと思った。

 
 

2007/11/08 18:30

Commented by rym64281 さん

なんだか納得いかないスウェーデンの医療サービス その2
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=7&a=17&l=jap

続き・・・
今のこの状態は要領が悪いというか、公務員の意識が低いと言うか…無駄が多いというか…。ある政治家が、「ストックホルム市民は、ちょっとしたことですぐに病院に行き過ぎる。だから待ち時間が長くなるのだ。」と言ったそうだが、なんだか違うんじゃないの、それは?具合が悪いかどうか、それがどの程度なのかは、誰か他の人が決められることでもないし、感じられることでもない。もちろん、待ち時間が長いのは非常に深刻だが、例えば患者の症状によって、優先順位をつけるなどするべきだと思う。患者の症状が軽いうちなら、より簡単な治療ができるではないか。それによって時間短縮もできるのだから(まあ、微妙な判断になりそうなだけに、そう簡単にはいかないだろうけど)。


端から見ていてもわかる程いい加減だったり、異常に機械的すぎたりと、医療現場で働く人々の仕事に対する姿勢も、スウェーデン医療の質を下げている原因の一つだと思われる。医療に関わる仕事をしている人の意識向上は大切な課題だ。そのためには給料も上げなくてはならない、でもそのお金が足りない…などとさらに問題も出てくるのだが、医療現場で働いている人どうしのコミュニケーションの改善や、無駄と思える部分を省いたり、患者にとって利用しやすい場所にするために、もっと市民の意見も取り入れるべきだと思し、きっとそこからいいアイデアが生まれるのではないかと思う。


問題の本質を見抜いて、改善する努力をしてくれるお役人さん達というのは、そんなにいないものなのだろうか…。なんだか納得いかないスウェーデンの医療。みなさんはどう思いますか?

 
 
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