さて、産経新聞を愛読している読者の一員として、イザはすばらしい所です。
紙面に載らない、新聞記者さんの裏話だけでなく、「産経新聞」の読者にはいろんな人がいて、病院での治療についても意見がある方がおみえです。
自分も時々拝読していますが、「自ら味わった経験」を詳細に説明されておられます。もしもお時間があったら患者さんの声を聞いてあげてください・・・そして感じてあげてください(共感力が僕には足りないのか、つっこんじゃいますが・・・ごめんなさい汗)
出べその親方のブログ
この方のように、その時に医療従事者の態度や「今の医療サービス」について不満が出てしまうのは、「疲弊しきった救急医療現場」の裏返しでもあります(奈良県の高崎さんもこの方もまた被害者です>医療崩壊)。
健康は・・・「失われる」までそのありがたみはわかりません。同じことが医療にも言えるかもしれません。
国民にとって医療現場が危険になって、「昔は良かった・・・」と言うかもしれませんが、その頃には手遅れのような気もします。
今の患者さんは情報過多で、気の毒です。病院にいけば、どんどん説明され、検査を受けるように言われ、その結果が「理解」できる間もなく、「決断」を迫られます。決断してあとで「ちょっと待って・・・」はないのです。納得が行かないから、元に戻って・・・というタイミングはたいてい失われています。
家族が病気を乗り越え、生き残ってほしいという願い。この願いをかなえるのは、簡単なようで、実はそうでもありません。
自分も経験がありますが、無理な救急処置や延命治療は、「気の毒」な結果を往々にして招いています。
たとえば、自分の患者さんが自宅で突然心臓が停止しましたが、家族の方は驚いたせいか心臓マッサージの開始が遅れてしまい、救急車で心臓マッサージを受けながら運ばれ、一生懸命に救命しました。
幸い、低体温療法、PCPS(人工心肺)で助かりました。しかし、患者さんは気の毒なことに心臓は回復しましたが、意識は戻りませんでした。
「救命」を願った家族の方も、最初の1ヶ月は毎日来てくださいました・・・しかしそのうち1週間に一度か二度となって行きました。自分も患者さんを救って差し上げた・・・なんて言えませんでした。残念ながら、半年の入院期間が終わって、別の療養型病院に転院されていかれました。
昔と違い、今は医療を受ける患者さん側に、決定権がある時代ですが、結果として、全員が助かるとは限りません。社会復帰が叶えばいいのですが、そうならない場合、家族にとって「残酷な結果」となっています。
急性期の医師に、これをじっくり説明しても、患者さん側がすべて理解できる訳ではありません。急性期病院で検査漬けにされたとか、薬漬けにされたという「診察内容」に不満が残っている・・・。結局、「心のケア」と、「万が一の時」の説明が不足しているかもしれませんね。
救急医療を行っていたときに、90過ぎの患者さんや寝たきりの患者さんをどうするか?といった問題と常に悩んでいました。
また、元気な方で歩いてこられた方でも救いきれないことはあります。医療現場で、ぎりぎりかつかつの医療サイドの状況を「いきなり理解」できるほど、精神的な余裕もまた理解できるゆとりもありません。
これからやってくる、「医療・冬の時代」の前に、患者さんは「Sikkoのような未来の姿」を知ろうとしりませんし、それを受け入れるだけの覚悟が足りません。
また、自分の受けている「現在の医療」に、リソース(お金やマンパワー)を補充しないで、もっと・・・改善してほしいという・・・無茶な要求を呑むのは困難です。
サービス業であれば、価格相応となると、世界でも破格の安さの医療費では「これが限界」だというのは、やはり市場化されて始めて明らかになるように思います。
救急医療、産科医療、そして外科診療・・・すべて「限界」が近づいています。
今までこれを上手にお役人が切り分け、配分をしていましたが、ゆがみが残っており、年々さらにゆがみが酷くなってしまいました(地域格差、労働時間、待遇など)。これを、なおすには、結局、「市場原理」にゆだねるしかないのでしょう。しかし、その時に良くなるのは「一部のブランド病院に受診できる患者さん」だけでしょう。つまり、「収入の多寡が、診療サービスを左右する」ことに。
これから、病院がどんどんつぶれ、患者さんが溢れてしまえば、病院ベッドに余裕がなくなります。すると大阪の「病院」のように、行き場を失った患者さんがどんどん増えるようになります。
昔、バブル経済で「わが世の春」を謳歌した銀行が、破産したり、次々と再編して生き残るしかなかった日本の金融機関のように、市場原理という新しいパラダイムへシフトし、医療再生ファンドという仮面をかぶった「利潤にうるさいハイエナ」がやってきて、上手に取り込まれるでしょう。
これに立ち向かうには、患者さんも国民も、そしてマスコミも「医療」に過度の期待を求めることは、逆に今の制度を痛めつける可能性が高いということを認識せねばなりません。
「姫路」の事件については、「新小児科医のつぶやき」で「2007-12-20
日本の医療は、医師会ものでもありませんし、病院のものでもないです。そしてお役人ものでもありません。国民のために存在しています。
しかし、アメリカのような市場原理主義がやってきたら、大半の患者さんにとって、利用しにくい状況になるでしょう。十分な医療を受けられないというはた迷惑な制度ですが、もうすぐやってきます。
日本では、今のところ医療費の抑制で、まだ患者さんがそれほど困ってないのは幸いなことです。将来的な見通しがないまま、
政治家の方や政府の官僚さんたちは、変わり身が早いです。また、困りません。旧来の日本医師会に期待できるとしたら、「国民」を味方につけることですが・・・国民にとって医療のことを理解してもらうには、かなりの時間と努力を要します。
また、風邪くらいしか病気にまずならない若者にとって、保険診療の恩恵など思いもよりません。こういった層にどれだけ「理解」してもらえるか?それが結局、次の新しい医療保険制度の出来につながるでしょう。ぽち→
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診療報酬改定‐各団体の反応
薬事日報 2007/12/20■日医‐「流れ止められなかった」
日本医師会の唐澤{示+羊}人会長は、診療報酬の改定率が決定したことを受けて会内で記者会見し、全体で0.82%引き下げとなったことを挙げ、「マイナス改定の流れを押しとどめることができなかったことは大変残念」と語った。
今回の本体引き上げの裏で、政府管掌健康保険に対する国家負担削減分を、組合健康保険などが1000億円肩代わりし、サラリーマンの負担
■日病協‐「受け入れがたい」
日本病院会など11病院団体で構成する日本病院団体協議会は、2008年度診療報酬改定で本体部分がプラス0.38%


by skyteam
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