産経新聞の1/3の「救急5カ所たらい回し 事故の男性死亡」報道ですが、事件の背景について報道しないと、報道機関として片手落ちだという認識はまったくないようです。見事です。
他の患者さんのためにがんばった医師たちのせいで拒否が生じているような記事が目立つ中、救急病院の苦境について、検証をする記事を・・・載せたのは朝日でした。残念でしたね。相変わらず、産経新聞の読者は「クオリティの低い」記事に甘んじるしかないようですね。いや、まぁ、中国や北朝鮮ウオッチャーには大切な情報源ですが、どうも医療系については「苦手」なようですね。それを認識してくださいね>イザの方も。
まぁ、仕事中に携帯電話をもたされてて、処置中に入電があっても、目の前の患者さんの救命が最優先なのは当然です。電話をしながら処置する・・・というのは車を二台同時に運転したり、テレビを診ながらパソコンを操作したりの感じでやりにくいんですがね。それとも、医師は当然「曲芸師」みたいな人がなる?訳ないでしょ・・・・。電話をとる医師や看護師のスタッフ的な余裕を越えて増えている「救急要請」が現場を押しつぶしているのをみなさんは、どう思いますか?
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患者搬送、消防本部からの専用電話つながらず
2か所の救命救急センター
大阪府東大阪市で交通事故に遭った男性が府内の救命救急センターから相次いで受け入れを断られ、搬送先のセンターで死亡した問題で、うち2か所のセンターでは、搬送を担当した同府大東市消防本部からの専用電話がつながらず、受け入れ要請さえできなかったことが、わかった。
府は4日、関係病院などから事情を聞くなど調査を始めた。
同本部によると、事故発生後の2日午後10時42分から同56分にかけ、事故現場から近い順に府内3市の5センターに計6回、救急部門に直接つながる専用電話などで電話をかけた。
応答がなかった二つのセンターのうち、関西医科大付属滝井病院(同府守口市)では、高度救命救急センターの当直医が所持する緊急連絡用の携帯電話に午後10時43分から10分間に4回着信があったが、患者の治療中だった医師がマナーモードにして上着のポケットに入れていたため、気付かなかったという。
また、大阪医療センター救命救急センター(大阪市)には同11時前、医師の携帯電話に着信があったが、直前に搬送された患者を治療中で出られず、10コールほどで切れたという。
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3次救急病院、各地で苦境 患者急増、搬送拒否も相次ぐ
朝日新聞 2008年01月05日
救命救急センターなど生命の危機に陥った患者の治療にあたる各地の「3次救急病院」で、搬送患者の受け入れ件数が急増していることが、朝日新聞の調査でわかった。入院の必要な患者を担う2次救急病院の受け入れ態勢が、医師不足などで弱体化したことが主な要因に挙げられる。都市部の大阪でも、救命救急センターが本来は2次救急対応の患者の処置に追われて、重篤患者を受け入れられない例が相次いでおり、人命を守る救急医療態勢の立て直しが急務となっている。
大阪府では05年、11の救命救急センターが救急搬送患者を受け入れた数(1万1575人)が01年比で31%の増。京都府内の3センターでも06年には1万4491人に達し、03年に比べ4割伸びた。東京都も02年の1万8127人から06年は2万3066人に上った。
2次救急病院の減少が背景にある。大阪府内では05年10月からの2年間で272病院が260病院に。京都府では111から1カ所減り、東京都でも341から326になった。このため、急患の受け入れ拒否が常態化。大阪府医師会の昨年の調査では、2次救急医療機関の拒否件数は05年度から06年度にかけて19%増え、1施設当たり年250件に上った。
04年度に始まった新臨床研修制度で研修先が自由に選べるようになった結果、人手不足に陥った大学の医局が主に2次救急病院に派遣していた医師を相次いで引き揚げた影響が深刻化している。
2次救急対応の患者が救命救急センターに運び込まれ、重篤な患者の受け入れが間に合わない例は少なくない。大阪府東大阪市の男性が2日、センターから相次いで受け入れを拒まれた末、死亡した問題で、要請に応じられなかった関西医科大付属滝井病院では昨年11月にも、集中治療室が満床になり、受け入れ困難な状態になった。空床を作るには治療を終えた患者を引き受ける施設が必要だが、どのセンターも転院先探しに苦心する。
昨年末、一部患者に転院を勧めてベッドを空けたが、今度は2次救急病院など約40カ所に断られた軽症の薬物中毒患者らを受け入れた。中谷寿男教授は「2次、3次とも勤務医が疲弊し、患者を受け入れる力が低下している」と訴える。
救命救急センターについて、救急の専門医や他科の医師が何人必要かといった具体的な国の基準はない。厚生労働省の充実度評価では、全国の201カ所(06年末現在)すべてが最高のAランクだが、患者の受け入れ実態は反映されていない。
昨年12月、17病院に受け入れを拒否されて男性が死亡した兵庫県姫路市。市内唯一の救命救急センター、県立姫路循環器病センターが救急対応しているのは心臓疾患だけ。医師や看護師の退職が相次いだためだ。東京都西部のある救命救急センターは07年、前年は2%だった搬送拒否率が6%に増加。担当医は「麻酔科医が確保できず、月の3分の1は時間外の手術ができなくなった」。
日本救急医学会の05年調査では、専門医が1~2人だけのセンターが全体の3分の1に及んだ。調査に携わった島崎修次・杏林大教授は「搬送拒否問題は、診療報酬の低さや過重労働に加え、2次救急の減少で3次救急に負荷がかかりすぎるシステムの問題」とみる。
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報道機関が「何に重点」をおいて報道するのは自由です。ただ、現場の医師が努力しているのを「無視」しないでくださいね。あくまで、システムが悪いために、このような事件が生じていることで、現場の医師や看護師は「誰も怠けて」いません。
今日も日本の国民のために寝ずに働いてみえる先生がたについてはちゃんと評価してください。
むしろ、こういう状況になった現実をきちんと分析することがジャーナリストに求められているのではないでしょうか?それとも単に三流ゴシップ紙みたいに騒ぐだけ騒げばいいのでしょうかね?ならば、あまり立派な口をたたかないでください。
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2007年産経新聞 捏造社説&問題報道シリーズ
産経新聞は「社会保険庁OB」を許すのが仕事らしい
日本医師会も苦言を呈する産経新聞の報道姿勢
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